ご遺骨(骨壺)を遠方の親戚宅などへ送ることも可能です。ご依頼先は「郵便局」です。個人的な経験では、窓口で正直に「遺骨を送りたい」と伝える事がおすすめです。色々とアドバイスもいただけます。
- 【注意】埋葬許可証も必ず一緒に送りましょう
- 骨箱の寸法を測り、段ボール・緩衝材でしっかりと梱包しましょう
- 段ボールなどはホームセンターで購入できるもので十分です
- 郵便局でも包装用品が購入可能です
本当はご自身で遺骨を直接持って行きたいけれど、お墓が遠方にあるなど様々な理由で「遺骨(骨壺)を送ることはできないかな?」とお考えの方もいらっしゃると思います。
ご遺骨の運送は、郵便局(ゆうパック)で手続きが可能です。窓口へ相談すれば丁寧に教えていただけます。現状、ヤマト運輸・佐川急便でのお取扱いは無いようです。
近年、寺院や霊園が「ご遺骨を郵送で受取&永代供養してくれるサービス(送骨供養)」が増えていますが、このページの内容は、親戚宅などへご遺骨を送る方法についてになります。
私も個人的に郵便局で遺骨(骨壺)を郵送した経験があります。ホームセンターで段ボール・緩衝材を購入し、自分で梱包しました。
郵便局員さんには「遺骨なんですが…」と正直に伝えたところ、とても親切に対応していただけました。遺骨も無事に到着しました。
まずは、お骨箱(骨壺が入っている外箱)の大きさを測る
ご遺骨を送る場合は、お骨壺(瀬戸物)単体ではなく、お骨壺が入っている【お骨箱(外箱)ごと】送ります。
関西の場合、お骨壺の標準サイズは4~5寸(約13~16.5cm)ですので、【お骨箱】はそれより一回り大きくなります。
しっかりと「縦・横・高さ」を測りしましょう。
梱包方法(1.ご自身で梱包・2.郵便局で梱包)
梱包材は普通の段ボールで問題ありません。お骨箱(※骨壺ではなく外側の箱)のサイズを測り、ホームセンターで段ボールと緩衝材(プチプチや発泡スチロール等)を購入しましょう。
下記の参考画像は「骨壺のみ」になっていますが、本来は「骨箱ごと」梱包します。
緩衝材はプチプチ・発泡スチロール・新聞紙・タオルがおすすめです。
もし遺骨が少なく、骨壺内の上部に空間がある場合は、蓋と遺骨の間に綿花や新聞紙を緩く挟みましょう。そして、骨壺の蓋をテープで固定し、骨箱にもどします。
段ボール内の底に緩衝材を必ず入れます。段ボールの真ん中にお骨箱を入れ、周りの隙間を緩衝材で埋めます。
忘れがちですが、お骨箱の上部にも緩衝材を入れましょう。最後に段ボールで蓋をしてテープで止めます。
郵便局へ持込み、手続きと料金を支払います。
まずは事前に電話で相談しましょう。「お骨箱の大きさ」を伝えれば、郵便局で購入可能な梱包用品や手続き方法も教えてくれると思います。ただし、梱包は基本的にご自身で行います。(※業務が忙しくなければ手伝ってくれると思います。)
窓口で「遺骨を送りたい」と正直に話すことがおすすめです
インターネットなどでは「遺骨とは言わずに、瀬戸物・割れ物と伝えて送る」という情報もありますが、個人的な経験で言えば、はっきりと郵便局員さんに「遺骨を親戚の家まで送りたい」と伝える事がおすすめです。
良い意味で対応が丁寧になると思いますし、取扱い注意シールなども忘れずに貼ってくれるはずですし、梱包などについてアドバイスをいただける事もあると思います。
お悩みの方は、お近くの郵便局に相談しましょう。
よくあるご質問
- 遺骨を送れるのは郵便局のみ?
- 2022年現在、郵便局(ゆうパック)だけのようです。
- 段ボールや緩衝材はどこで買えますか?
- お近くのホームセンターで購入可能です。緩衝材については、新聞紙でも十分だと思います。
- 何か注意点はありますか?
- 最も注意すべき点は、「埋葬許可証」を忘れずに一緒に送ることです。埋葬許可証がなければ、納骨(または散骨)ができません。
- 骨壺は国内線の機内に持ち込めますか?
- 持込み可能です。搭乗後は「荷物と同様に収納すべきか?膝の上に置いて良いか?」は乗務員または事前に確認しましょう。
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