うれしいお便り

先日、大阪市内で自宅葬のご依頼がありました。最近では、公営斎場（市町村が運営する葬儀式場）や葬儀社の家族葬ホールでのお葬式が増えていますが、思い出がたくさんつまったご自宅でのお葬式（自宅葬）の希望される方もいらっしゃいます。

今回ご依頼くださったYさんは、半年ほど前にお電話をいただき「事前相談＋ご自宅の下見」を済ませていました。

リビングにピンク色がメインの花祭壇、遺影写真にはフォトスタジオで撮影した記念写真（ご家族での集合写真）を使用しました。とても綺麗なお母様で、ピンクの花祭壇によく合ったお写真でした。

ご家族5名様のみの小さな家族葬、最期はゆっくりお花を手向けてお別れしました。

本当にご家族だけのあたたかいお葬式でした。やっぱり、自宅葬のご依頼がある度に「自宅葬は良いな」と感じます。

そして、お葬式を終えた日の夜、Yさんからメールをいただきました。

ええ葬儀屋さん見つけたね

大阪市淀川区　Yです。
本日は母◯◯の葬儀で大変お世話になりました。おかげさまで納得のかたちで見送ることができました。
親戚も素敵な葬儀だったと大変喜んでおりました。親戚は自宅ではお葬式はできないと思っていたようです。

「ええ葬儀屋さん見つけたね」と何回も言われました。スタッフ皆様のおかげです。
これからさらに暑くなり大変なお仕事と存じますが、スタッフの皆様どうぞご自愛ください。
本当にありがとうございました。

最高のお言葉をいただき、本当に嬉しかったです。Yさんは寡黙な方でしたので、メールをいただけるなんて予想もしていなかった分、より嬉しかったです。

翌日も大阪市内・堺市内と葬儀が重なっていましたが、このメールに元気をもらいスタッフ全員現場に向かいました。

お葬式を執り行うにあたり、私たち葬儀社スタッフ間の連携だけではなく「ご家族様の協力」も重要なポイントになります。

これは、家族葬・１日葬・直葬…どんなお葬式（どの葬儀式場）であっても同じです。お葬式の準備は葬儀社単独で進めることはできません。

特に自宅葬の場合は、家具の移動やご近所さんへの配慮、マンションの場合は管理人さんへの事前連絡など、ご家族様の協力がお葬式を円滑に行うために必要不可欠です。

Yさんもお疲れだったにもかかわらず、私たちが施行しやすいように色々とご配慮くださり、とても助かりました。

自宅葬を行うには、確かにいくつかハードルがあります。でも、人によってはそれ以上に特別な価値があるものだと思います。

にぎやかな自宅葬もあれば、穏やかな自宅葬もあります。どちらも、喪主・ご家族様の様子を見ていると「あたたかいお葬式」だといつも感じます。世界に１つしかない家（葬儀式場）が不思議な特別感を感じさせるのかもしれませんね。

これは個人的な感覚ですが、住み慣れたお家でのお葬式は余計な干渉・ストレスが無い分、とても落ち着いた状態で故人様とお別れができているように思います。「お別れに集中できる」ことが自宅葬の最大のメリットかもしれません。

今回、Yさんのお葬式、そしてメールを頂いて、改めて「あたたかい自宅葬」を実現していきたいとスタッフ全員で再認識することができました。

Yさん、この度は当社にご依頼いただき本当にありがとうございました。