「遺骨は必要ない = 収骨(お骨上げ)をしない」を希望される方もいらっしゃいます。故人様と喪主様(お葬式を行う側)との関係性や事情は様々です。
結論を先にお伝えすると、「収骨なし」は基本的に可能です。当社でも何度も経験しています。必要な手続きは、申請者(基本的に喪主)が書類に署名捺印するだけです。
しかし、市町村によって「可能・不可能」が分かれるかもしれません。当社でも大阪府内すべての火葬場で「収骨なし」のお葬式を経験していませんので、実際には確認してみないとわかりません。
ご希望の場合は、「火葬日の前日まで」にスタッフにご相談ください。
このページの内容は「お葬式(火葬)には関わるけれど、遺骨は必要ない場合」です。
※「ご遺体の引取り拒否」とは異なります。
「収骨なし」をご希望の場合は「火葬日の前日まで」にスタッフにご相談ください
「収骨なし」をご希望の場合は、火葬場への確認と書類手続きが必要ですので、お葬式の打合せ時、または遅くとも【火葬日の前日まで】にスタッフにご相談ください。
「収骨なし」を選択した人の主な理由
「収骨なし」を選択される理由は様々ですが、基本的に「故人と喪主(お葬式を行う側)の関係があまり深くない場合」や「故人にご家族・親族がいない場合」が多いです。
またそういった場合、お葬式と言っても「直葬(火葬のみ)」が多いです。実際、あまり費用をかけられない(かけたくない)事情もあると思います。
- 離婚後、長年音信不通だった父の葬儀を子が行う場合
- おじ・おばさんの葬儀を甥や姪が行う場合
- 成年後見人(弁護士・司法書士など)が、被後見人(独り身)の葬儀を行う場合
- etc…
時々、喪主様から「最低限のお見送りはしてあげたいけれど、遺骨の供養までは面倒が見れない」ともお聞きしますし、もし私自身が同じ立場だったら「収骨なしを選択をするかも…」と思うことは確かにあります。
いずれにしても、大切なご遺骨に関することですので、ご家族・親族みなさんで話し合って慎重にご判断ください。「収骨なし」を選択すると後で取り消しはできません。
残った(収骨しなかった)遺骨は、市町村で供養してくれます
「収骨なし」が認められた場合、故人様の遺骨は各市町村で供養してくれます。
- 提携先の寺院で供養
- 市町村にある合祀の納骨堂で供養
など、供養の方法は各市町村によって異なります。
もし「収骨なし」が不可能な場合、遺骨を供養する必要があります
もし「収骨なし」が認められなかった場合は、遺骨を収骨して供養(どこかに納骨・散骨)する必要があります。
納骨先の選択肢は、永代供養の合祀墓や樹木葬などがありますが、お骨壺(遺骨の量)の大きさによって費用が変動する場合もありますので、お骨壺は「最小サイズ(約2寸)」がおすすめかもしれません。
遺骨の供養方法・納骨先について
遺骨の供養・納骨先の代表的な場所は「お墓・納骨堂」です。また、特定の場所や宗教に関連した施設に納骨したくない場合は、海洋散骨もおすすめです。
- 一般的なお墓や納骨堂
- 合祀のお墓や納骨堂
- 海洋散骨・手元供養
最も低価格な供養方法は「合祀のお墓・納骨堂」
最も低価格な供養方法は「合祀のお墓・納骨堂」だと思います。
合祀(ごうし):血縁関係のない人の遺骨を一緒に納めることです。
合祀のお墓・納骨堂は、基本的に【永代供養付き】ですので、運営者(企業や寺院)が持続する限り供養してくれます。
費用は「平均:数万円~十数万円程度」が多いですが、霊園によって異なります。
まず、インターネットで「納骨 永代供養」と検索をして、候補施設を2~3カ所を見学するのがおすすめです。必ず総額費用と契約内容も確認をしましょう。年々、新しいお墓・納骨堂が誕生して内容も様々ですので、詳しくは各霊園にお問い合わせください。
まとめ
「収骨なし」のお葬式は基本的に可能です。ご希望の場合は「火葬日の前日まで」にスタッフにご相談ください。ただし、市町村(火葬場)によっては不可能な場合があるかもしれませんので予めご了承ください。
「収骨なし」を選択される理由は様々です。個々の事情、故人との関係性、そして感情など複雑な部分もあると思います。残された遺骨は市町村がきちんと供養してくれますので、「収骨なし」も選択肢の1つとしてお考えください。
きっと、このページをご覧の方は「喪主の立場」になる方が多いと思いますが、もしご自身(喪主)以外にご家族・親族がいらっしゃる場合は、皆さんで話し合ってご判断ください。もし迷われた場合は、少量だけでも収骨をしておくのもおすすめです。
「収骨なし(遺骨は必要ない)」をご希望の方は、一度スタッフにご相談ください。
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新家葬祭
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