火葬場は基本的に各市町村ごとにあり、市町村が管理・運営をしています。
もし、喪主と故人の住所地が異なる場合は、基本的に【故人の住所地にある火葬場】を利用します。その理由は、火葬料金に「市民(町民)料金」が適用されて低価格になるからです。
実際、お葬式は故人の住所地で行うことが多いため、「お葬式も火葬場も故人の住所地」とお考えいただいて基本的に問題はありません。
火葬場に関する主なポイントは3つです。
- 基本的に【故人の住所地にある火葬場】を利用する
- 【火葬料金】は市町村ごとに異なる
- 火葬場の【予約・事務手続き】は葬儀社が行う
お葬式について事前に考える(調べる)際に、「火葬場は?手続きは?」と気にされるかもしれませんが、火葬場の予約や手続きは葬儀社が行います。最適な火葬場もご提案いたしますのでご安心ください。
お葬式において、喪主(ご家族)様が考えるべき大切なことは【どのようなお葬式を行いたいか?】です。
家族葬・1日葬・直葬(火葬のみ)・自宅葬…ざっくりとしたご希望で大丈夫です。ご希望や状況も含めて、私たち葬儀社が葬儀式場・日程、そして火葬場(火葬日)をご提案します。
この続きは、「火葬場の基本的な情報」について簡単にご説明していますので、よろしければご覧ください。
喪主(ご家族)様の都合によっては、故人様の住所地【以外】の火葬場を利用する場合もありますが、詳細をご説明すると複雑になりますので省略します。
火葬場は基本的に公営(市町村が運営)です
大阪府内の火葬場は基本的に公営(市町村が管理・運営)です。各市町村ごとに火葬場があります。全国的にも公営が多いと思います。また、後でご説明しますが、火葬場が「ない」市町村もあります。
- 堺市:堺市立斎場
- 大阪市(5か所):大阪市立瓜破斎場・北斎場・小林斎場・鶴見斎場・佃斎場
- 和泉市:和泉市立いずみ霊園
- 大阪狭山市:大阪狭山市立斎場
- 河内長野市:河内長野市営斎場
- 高石市:たかいし斎場
- 泉大津市:泉大津市営火葬場ゆうしお
- etc…
火葬場は基本的に「故人がお住いの市町村にある火葬場」を利用します
冒頭でご説明しましたが、火葬場は基本的に「故人がお住いの市町村にある火葬場」を利用します。その理由は、火葬料金に市民料金が適用されて低価格になるためです。他の市町村の火葬場を利用すると、市外料金(市民料金の数倍)になります。
お葬式は故人の住所地で行うことが多いので、「お葬式も火葬場も、故人の住所地」で基本的に問題はないと思います。
お葬式の内容や葬儀式場(どこでお葬式を行うか)には様々な選択肢がありますが、「火葬場の選択肢や料金」は基本的に皆さん同じです。
- 故人が【大阪市民・大人】の場合
大阪市内のどこでお葬式を行ったとしても、「火葬場は大阪市立斎場で、火葬料金は1万円」。 - 故人が【堺市民・大人】の場合
堺市内のどこでお葬式を行ったとしても、「火葬場は堺市立斎場で、火葬料金は2万円」。
また、ご家族様のご都合に応じて、「お葬式:喪主の住所地でお葬式、火葬場:故人の住所地」も可能です。
- お葬式:堺市 ⇒ 火葬場:大阪市
- お葬式:堺市 ⇒ 火葬場:和泉市
- お葬式:堺市 ⇒ 火葬場:大阪狭山市
- etc…
市民料金の適用条件は「故人が基準」
火葬料金に市民料金が適用される最も基本的な条件は「故人がその市町村の住民かどうか?」です。喪主ではなく、【故人】が基準です。
ただし、市町村によっては「喪主または故人が住民」が適用条件の場合もあります。どの火葬場を利用するべきか?(利用した方が費用を抑えられるか?)は当社スタッフがアドバイスいたしますのでご安心ください。
大阪市は「喪主・故人のどちらかが市民」であれば、大阪市の火葬場を市民料金(1万円)で利用できます。
- 「喪主:大阪市民・故人:堺市民」の場合、大阪市の火葬場を市民料金で利用可能。
- 「喪主:堺市民・故人:大阪市民」の場合、大阪市の火葬場を市民料金で利用可能。
火葬料金は市町村によって異なります
大阪府内の火葬料金(市民料金)は、平均「1~2万円」の範囲です。また当然のことですが、火葬料金はどの葬儀社に依頼したとしても必ず同じです。市町村から領収書も発行されます。
- 堺市 :2万円
- 大阪市:1万円
※市民料金・大人(税込)
※1万円未満の市町村もあります。大阪狭山市:8,000円、吹田市:9,000円、東大阪市:7,000円など。
火葬場が「ない」市町村の場合、近隣の火葬場を利用します
大阪府内には火葬場が「ない」市町村もあります。その場合は、近隣市町村の火葬場を利用することになります。
大阪府内では、松原市・太子町・河南町・千早赤阪村などは火葬場がありません。
- 松原市 ⇒ 大阪市の火葬場を利用(市外料金:6万円)
- 太子町 ⇒ 富田林市の火葬場を利用(市外料金:10万円)
火葬場の予約は「いつ・だれが・どうやって」するの?
火葬場の予約や手続きは、すべて葬儀社スタッフが行います。現在、多くの火葬場(主に都市部)はインターネット予約です。各市町村に登録済みの葬儀社がログインできる「火葬場予約サイト」で予約を行います。
お葬式内容の打ち合わせ時点で、ご家族様の都合や火葬場の空き状況を確認しながら、火葬場予約・葬儀日程を調整します。
火葬場の休場日について
大阪府内の火葬場の休場日は「1月1日のみ」または「1月1日~2日」の場合が多いです。ほぼ一年中無休とお考えいただいても大丈夫です。
- 大阪市の場合:1月1日のみ
- 堺市の場合 :1月1日のみ
友引(の日)のお葬式(火葬)について
少し話が逸れますが、日本では「友引(※)」の日にお葬式(火葬)を避ける慣習が残っています。
文字通り「友を引っぱる」から、お葬式(火葬)は避けようという感じです。若い世代の方は気にされませんが、やはりご高齢者の中には友引を気にされる方も一定数いらっしゃいます。
友引に対する考え方は人それぞれです。現在では、ほとんどの方が友引を気にされないため、当社では基本的に友引のご説明は省略しています。
※:友引は、中国の「六曜(ろくよう)」という占い(の様なもの)で、日の吉凶を6種類で表した中の1つです。六曜が記されたカレンダーもあります。
6種類=先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口
地域によっては、「友引」に火葬場を休場にしてメンテナンス等を行っている場合もあるようです。そのため、「友引にお葬式(火葬)が出来ない」と思われている方もいらっしゃいます。
また、葬儀社によっては、友引にお葬式を避けて(避けることをご家族様に勧めて?)、従業員さんの休日に充てることもあるようです。
まとめ
火葬場は基本的に「故人の住所地にある火葬場」を利用します。主な理由は、火葬料金に市民(町民)料金が適用されて低価格になるからです。
お葬式は故人の住所地で行う場合が多いため、「お葬式も火葬場も、故人の住所地」でとお考えいただいて問題はないと思います。
もし、「どうしても希望通りの日程で葬儀を行いたい」など場合は、近隣市町村の火葬場を市外料金で利用することも可能です。ただし、火葬料金は高くなる可能性があります。
いずれにしても、火葬場に関してはあまり気にされる必要はありません。当社スタッフが喪主(ご家族)様のご希望や都合を伺った上で葬儀日程(火葬日)を調整いたします。
何かご不安などございましたら、いつでもお問い合わせください。
お問い合わせ
新家葬祭
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TEL: 072-234-2972 【24時間365日受付】