メールでのお葬式相談のポイント

メールでのお葬式相談も少しずつ増えていますので、今回は「メールでのお葬式相談のポイント」についてお話しようと思います。

メールでご相談では、できるかぎり分かりやすい回答・説明を心がけていますが、文字だけではお伝えしづらい部分もあります。やはり、短時間で内容を把握していただくには対面でのご相談がおすすめです。

このページでは、メールでのお問い合わせに関するポイント（お願い）も文章中に含めていますので、参考にしていただけると幸いです。

お問い合わせフォームの改善も考え中ですが、ちょっと難しい… そんなお話です。

お問い合わせフォームは、あえてシンプルにしています

当社のお問い合わせフォームは

あえてシンプルにしています。

ご相談内容はお客様ごとに異なりますので、【自由にご記入頂き、その内容に基づいてスタッフが回答する】という方法が最適と考えた結果です。

ただし、自由記入にはデメリットもあります。それは、情報が少ない（少なすぎる）ご質問には「お答えができない・当社から追加質問」の可能性があります。

参考例として、

上記のように、「家族葬でのお葬式を考えています。葬儀費用のお見積りをお願いします。」だけでは、情報が不足しているため、詳細な金額をお伝えする事がむずかしくなります。

その理由（不足している情報）は、

などによって費用が変化するためです。これは、どの葬儀社さんに相談をしたとしても同じです。

葬儀式場によって使用料が異なりますし、火葬場（市町村）によって火葬料金が異なります。お料理や返礼品が不要な方もいますし、お坊さんの紹介をご希望の方もいます。

MEMO

葬儀社の広告で「家族葬　追加費用なし！」も注意が必要です。

細かな条件があり、状況・日程によっては追加費用が発生します。また、基本的にお料理や返礼品も含まれていません。

自由記入にデメリットがあるのであれば、お問い合わせフォームを改善して、【必要項目を1つ1つ記入する形式】に変更すれば良いのでは？と思われるのは当然だと思います。

実際、以前は多くの項目を設置していました。

でも、「入力項目が多い…」とお客様やスタッフに不評でした。

また、「最初はメールでと思いましたが、電話の方が早いと思って」というお言葉も。すべてのお客様に対応できるように考えたのですが、逆効果だったようです。

お葬式内容を詳細に組み立てるには、実際たくさんの情報が必要です。故人・喪主様の住所地、市町村ごとの火葬場規則なども考慮しなければなりません。

対面相談の場合、質問→回答→質問→回答が短時間で済みますが、メール（文字だけ）では難しい部分があります。かといって、お問い合わせフォームに【◯◯は？◯◯は？◯◯は？…】と質問が何個も並ぶと、その時点で嫌になってしまいます。

そのため、現状では

メールでのお問い合わせ内容は「自由記入」。

不足している情報は、こちらで補った上でご提案する。

それでも疑問が解消されない場合は、何度でもご相談いただこう。

という結論になりました。もちろん、私たちの説明力も改善の必要ありです…

まずは、最低限の基本的な内容・費用を知っていただくことを目指しています。後でご説明しますが、最初から完璧ではなく「70～80％を把握する」で大丈夫です。

「どんな風に質問をしたらイイのかな？」と思われる方へ、葬儀社として「ある程度具体的な希望・内容をご記入くださって回答しやすと感じた実例」をご紹介します。

現在、父が入院中です。お葬式は堺市内で、家族・親族合わせて10名程度での家族葬を考えています。おおよその金額の見積りをお願いします。
堺市立斎場での葬儀を考えています。あまりお金をかけずにと考えていますので、スタンダードな家族葬プランでお願いします。また、お坊さんの紹介も可能でしょうか？可能であれば、その金額も含めてお見積り願います。
母（堺市在住）の葬儀を家族葬または１日葬で考えています。家族は5人です。親戚が全員参加したとしても20名程です。葬儀式場はお任せします。
大阪市在住の叔父の葬儀を私（堺市在住）が行う事になりました。叔父は独り身で、私もあまり付き合いがありません。ですので、直葬を考えています。この場合の葬儀費用や葬儀の流れを教えていただけますか？