奈良へ３日連続

お葬式のご依頼（成年後見人の方から直葬のご依頼）で奈良県の火葬場まで行きました。病院へのお迎え・役所手続きを合わせるて3日連続の奈良県です。

最終日、大阪への帰り道に奈良公園を通りましたが、なぜか鹿が一匹もいませんでした。どこかで休憩してるんでしょうね。楽しみだったのでちょっと残念でした。

なかなかプライベートで来ることはありませんが、奈良公園・東大寺の周辺って自然が多くて良いですね。

不安が的中

奈良2日目、市役所手続きで不安が的中しました。職員さんが手続きに不慣れな感じでした。

その日は大阪で他の用事もあったので、スムーズに終了するように前日に電話をして確認しておいたのですが…

―その手続きは、こちらの課ではありません。

私昨日こちらの課にお電話して確認済みなのですが。

―え！確認します。…それは、別の◯◯課に行ってください。

私こちらで一緒に処理できませんか？

―担当が違うので。

私（関連書類なのに…）わかりました。◯◯課はどちらですか？

―正面玄関の方に行っていただいて、右に曲がって×××

私そんなに離れているんですか？

―それと、この書類に本人様（喪主様）の署名を。

私わたしは葬儀社スタッフです。

―ご本人じゃないんですか？

私来られないので代理です。その為の書類も揃っていますので問題ないはずですが。

―いや、ご本人に来ていただいてるんですが。

私同じ手続きで、大阪府内では1度もその様な事を言われた経験がないのですが。葬儀社代理が多いですし、法的にも問題と思いますよ。

―いや、ご本人が…

私◯◯市は必ず喪主様が手続きに来られるんですか？もし、◯◯市として代理を認められないのでしたら、申し訳ないですが、喪主様に直接連絡してもらえますか？

―ちょっと上の者と相談します…

結局は職員さんの勘違いで、上司の方に対応していただき無事に完了しましたが、その後も色々あって1時間以上かかりました。

確かに、今回の手続きは頻繁にはないものですが、確実に一定数ある案件です。マニュアルを作成していれば簡単に済むはずなのに…

大阪府内（主に大阪市・堺市）では同様のトラブルは無いので、課内で情報共有がしっかりされているんだと思います。単純に人口の差で処理件数が多い点もあるかもしれませんね。

ちなみに、堺市◯区のある職員さんは本当に処理が速いです。なぜ他の堺市の区役所が同じ時間で処理できないのか？いつも疑問です。

お葬式の最初の手続きとして「死亡届」を役所に提出すると「火葬許可証」が発行されます。ここまでは、どの市町村でも同じです。

しかし、火葬場の予約方法や申請書類、火葬料金の支払方法などが市町村によってバラバラなんです。

例えば、火葬場予約がインターネットの所もあれば、電話・市役所窓口予約の所もあります。申請書類が1枚の所もあれば、数枚必要な所もあります。

また、火葬料金を市役所で支払う所もあれば、火葬場で支払う所もあります。支払期限が火葬日前日までの所もあれば、火葬日当日でもOKの所もあります。

もちろん、全市町村で統一は無理だと思いますが、もう少しシンプルにならないかな思ってしまいます。

死亡届の提出と火葬場手続きはセットです。ミスがあると葬儀日程にも影響しますので、基本的には葬儀社にお任せが良いと思います。

死亡届を提出できる役所には条件があり、どこでも可能ではありません。

先ほどご説明したように、「死亡届⇒火葬許可証の発行」まではどの市町村でも同じですが、その他の手続きが異なり複雑です。そのため、お葬式に関連する手続きは基本的に葬儀社スタッフにお任せがおすすめです。

時々、ご家族様に手続きをさせる葬儀社もあると聞きますが、不慣れな方がやると大変です。もし、足が悪い方や車がない方の場合、電車・バス＋徒歩移動が必要です。時間も費用もかかりますし、ミスがあればやり直しです。

当社としては、時間のかかる事務手続きは葬儀社が代行して、ご家族・親族様には「故人様と最期の時間を少しでも長く過ごしてもらう」ことが大切だと考えています。

死亡届などの書類手続き代行として、葬儀社が「代行費用」を請求することはありません（請求は違法です）。

奈良3日間のどこかのタイミングで少し散歩休憩が取れるかなと思ったんですが、まったく時間が取れずでした。車から景色を眺めていると、日本人以外にも外国の方も多く、やっぱり関西有数の観光地ですね。

個人的に気になったのが、東大寺南大門に続く参道付近で見かけた「金色（黄色？）の唐草模様的な派手なベロタクシー」です。人力車は視線が高くて怖いので、機会があれば金色ベロタクシーに乗ってみたいです。

大阪への帰り道、遠くに見えた若草山にちょうど太陽光が当たって綺麗でした。そういえば春日大社に行ったことがないですが、ベロタクシーで風を感じながらゆっくりと観光するのも楽しそうですね。

奈良観光に行かれる方、金色のベロタクシーいかがでしょうか。