お葬式の日程は自由ではなく、その時の「火葬場の予約状況」で決まります

お葬式日程を決定する際、ご家族・親族様の都合なども影響しますが、最も影響するのは【火葬場の予約】です。火葬場の予約が取れなければ、お葬式日程が確定できません。これは、どの様なお葬式（家族葬・１日葬・直葬など）であっても同じです。

火葬場の予約状況は常に変化しますので、お葬式の日程はその時の「火葬場の予約状況」で決まることになります。

今回は、火葬場の予約やお葬式の平均日数などについて簡単にご説明します。もちろん、可能な限り日程調整いたしますので、ご遠慮なくスタッフにご相談ください。

お葬式日程は「火葬場の予約（火葬日）」が基準

一般的なお葬式の流れは【ご逝去⇒打ち合わせ⇒お通夜⇒告別式・火葬・収骨】です。１日葬（告別式のみ）や直葬（火葬のみ）の場合は、お通夜や告別式など一部の儀式を省略します。

どのようなお葬式を行う場合でも、【火葬場の予約（火葬日）】を基準に日程が決定します。まずは、火葬場の予約（火葬日）を確定し、その日から逆算してお葬式日程（内容）を決定します。

現在、多くの市町村（主に都市部）で火葬場の予約はインターネットで行います。市町村のシステムに登録済みの葬儀社が専用サイトにて予約します。

MEMO

火葬場の予約や手続きで、喪主（ご遺族様）が役所へ行く必要はありません。また、死亡届の提出もスタッフが代行いたします。

法律により、「火葬は死後24時間以上経過」定められていますので、お亡くなりになった直後に火葬はできません。

時々、直葬についてメディアで「直葬は病院から火葬場へ直行するお葬式」などの説明があり、「すぐに火葬が可能」と思ってしまうかもしれませんが、法律（死後24時間経過後）に加えて、「火葬場予約⇒死亡届の提出⇒火葬場へ火葬許可証の提出」も必要ですし、火葬場の開場も一般的に10時～16時です。

まずは、ご自宅や葬儀社の安置室にて、故人様をご安置・納棺が一般的な流れです。

当社の経験上、大阪府内の都市部（大阪市・堺市など）の火葬場では、混雑している場合でも待機日数は2～3日ほどです。

例えば、4月1日にお亡くなりになった場合、最短で24時間後の4月2日に火葬が可能ですが、4月1日時点では翌日（4月2日）の火葬予約はすべて埋まっている可能性が高いです。そのため、最短でも火葬は4月3日が一般的です。

MEMO

数年前、主に関東での「葬儀・火葬難民」問題がメディアで取り上げられました。火葬場の予約が取れないために、葬儀・火葬が数日間～1週間以上できないという問題です。しかし、現時点（令和6年）で大阪府内ではその様な状況まで達していませんのでご安心ください。

火葬場は基本的に「故人様の住所地にある火葬場」を利用します。もし、どうしてもお急ぎの場合は、近隣の市町村の火葬場を利用する方法もあります。ただし、火葬料金が「市外料金（市民料金の数倍。大阪市の場合：6万円、堺市の場合：10万円）」で高額になります。

お葬式の種類（家族葬・１日葬・直葬など）によって1～2日ほどの違いはありますが、下記が平均的な日数（お亡くなりになった日を含めて）とお考えください。火葬場が混雑している等の理由で多少日数が伸びる可能性もあります。

平均日数

ご説明したように、お葬式日程には「火葬場の予約状況」が最も影響します。その他にもご家族様の都合、お坊さんの都合、その他いろいろな事が影響します。

仮に事前相談で下記の様な日程を予定していたとしても、予定通りに進まない場合も多いです。

事前相談をご利用された方は、あくまで予定の葬儀日程。
事前相談をご利用されていない方は、その時の状況で葬儀日程が決まる。

とお考えください。もちろん、可能な限りご希望に沿う日程に調整いたしますので、ご遠慮なくスタッフにご相談ください。

故人様への想い、お葬式に対する考え方や価値観は様々です。私たちは、ご遺族様のご希望をできるかぎり実現することが、最も良いお葬式だと考えています。

そして、これは1つのご提案になりますが、もしお急ぎでなければ【お葬式の日程を「あえて１日空ける（延ばす）」】こともおすすめです。

その1日の過ごし方は自由ですが、慌ただしくお葬式を行うより、気持ちが落ち着いた状態で大切なお別れの時間に集中していただけると思いますし、後で振り返ると貴重な1日だったと感じていただけると思います。ご参考としてお考えいただければ幸いです。

新家葬祭
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