故人様が献体登録されている場合でもお葬式は可能です。基本的に48時間以内に大学へご遺体引渡しになりますので、時間は限られていますが、その間は自由にお別れが可能です。まずは一度ご相談ください。
※献体をご希望の場合は【事前登録】が必要です。
- ご逝去後、献体登録先の大学・葬儀社へ連絡します
- 大学が負担する費用は「葬儀式場から大学への搬送料・火葬料金・骨壺代」です
- 葬儀費用(祭壇・遺影写真・葬儀式場の使用料など)はご家族様の負担です
- ご遺骨の受取りは数年後(通常1~3年後)になります
故人様が生前に献体登録をしている場合、医学・歯学の発展のためにご遺体を大学へ提供します。そして、医学生の教育・解剖実習に役立てられ、ご遺骨となってご家族様の元に帰ってきます。
献体登録をしている場合でもお葬式は可能です。お棺に花を手向けたり、僧侶から読経を頂いたり、お別れの時間を確保できます。ただし、基本的に48時間(2日)以内に大学へ引き渡しが必要です。
事前にご相談いただければ、スムーズな対応が可能ですので、まずはご相談ください。
ご逝去~お葬式・ご遺体引渡しまでの流れ
献体登録証を参考に大学へ連絡をし、必要な手続き等を確認します。
「献体登録」している事と大学側からの連絡事項を説明しましょう。
病院・施設までお迎えにあがります。ご自宅または専用安置室にてご安置。
詳細な打ち合わせ。ご親族や菩提寺への連絡。
告別式終了時間に葬儀式場(または安置場所)まで、大学が霊柩車でお迎えに来ます。
解剖実習が終了後に火葬・収骨。そして、ご遺族へ遺骨が渡されます。
葬儀社には事前に「献体登録している」事を相談しておくのがおすすめです。
大学への連絡は医学部・歯学部(※大学病院ではありません)
連絡先は大学の医学部・歯学部です。大学病院ではありませんのでご注意ください。大阪府内では、大阪大学医学部・大阪市立大学医学部・近畿大学医学部などです。
お葬式は48時間以内に行います
基本的に大学側は【48時間(2日)以内のご遺体の引き渡し】を希望されますので、お葬式(お通夜・告別式)を行う場合は48時間に済ませる必要があります。
ただし、お亡くなりになった時間帯や葬儀式場の空き状況によって、お通夜が行えない場合もあります。
時間的に猶予がない場合は、1日葬(告別式のみ)がおすすめです。
- 大学へ遺体を引き渡した後(ご遺体が無い状態)での葬儀
- ご遺骨が手元に帰ってきてからの葬儀
上記の方法も可能ではありますが、当社ではあまりおすすめしません。やはり、ご遺体があってのお葬式が良いと思います。
菩提寺(お付き合いのあるお寺)への連絡
限られた時間(48時間以内)で葬儀日程を組む必要がありますので、菩提寺への連絡は可能な限り早くしましょう。事情を説明すれば、快く対応していただけると思います。
また、特定のお寺とお付き合いがない方へ、お坊さん(僧侶)のご紹介も承ります。
- お通夜・告別式(2日):15万円
- 告別式のみ(1日):10万円
- ご出棺時の読経:3万円
大学が負担してくれる費用とご家族が負担する費用について
献体登録をしていると、「大学が葬儀費用をすべて負担してくれる」とお考えの方もいらっしゃいますが、それは間違いです。
大学側が負担してくれる費用は、一部分のみです。
- 葬儀式場(安置場所)から大学までの搬送費用
- 火葬料金
- お骨壺代
上記以外のお葬式に必要な費用は、ご家族様の負担です。
- 病院・施設等から安置室(またはご自宅)までの搬送費用
- 祭壇やお棺、遺影写真などの費用
- 安置室や葬儀式場の使用料
お葬式は必要ないけど、お別れの時間を取りたい場合
大学へのご遺体提供までの間、
- お葬式は行わず、ご家族様でゆっくりと故人様に付き添い最期の時間を過ごしたい
- 短い読経や戒名だけでもお坊さんにお願いしたい
とご希望の方もいらっしゃると思います。状況・ご希望に応じて対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
よくあるご質問
- 火葬・収骨はいつになるの?
- はっきりとはわかりません。一般的に1~3年後になります。
- 献体は病理解剖とは違うの?
- はい、違います。「病理解剖・行政解剖・司法解剖」は、死因究明や死亡時刻の特定のために行われます。
- 棺に副葬品は入れられる?
- はい、可能です。ただし、あまり大量にはお入れできません。
- 遺骨は引き取らないとダメ?
- ご遺骨を引き取らない場合、通常は大学内の納骨堂などに供養されます。詳しくは窓口(大学)へお問い合わせください。
お葬式のご依頼・ご相談
新家葬祭(しんけそうさい)
〒599-8232 大阪府堺市中区新家町541-12
TEL. 072-234-2972