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お葬式の忌引き休暇の日数、忌引き明けのマナー

忌引き休暇

ポイント

お葬式のために勤務先や学校を欠席するための休暇を「忌引き休暇」と言います。忌引き休暇の規則は勤務先・学校によって異なります。どうしても忌引き休暇を取得できない場合は、葬儀日程を調整することも可能です。

  • まずは勤務先・学校の忌引き制度を確認しましょう
  • 忌引き休暇の日数は「ご自身と故人との関係性」で異なります
  • 忌引き明けは勤務先の上司・同僚に感謝を伝えましょう

ご家族や親族など、身近な方がお亡くなりになった時に取得する休暇を「忌引き休暇」と呼びます。忌引きには「喪に服す」という意味があります。

忌引き休暇の規則は勤務先・学校によって異なります。忌引き休暇はあくまで勤務先の福利厚生の1つのため、必ずしも忌引き制度があるとは限りませんので事前に確認しましょう。学生の場合は成績や出席日数などにも影響しますので、きちんと忌引休暇を取ることも大切です。どうしてもお仕事上の商談や定期試験などで忌引きも取れない場合は、葬儀日程の調整も可能です。

また、忌引き休暇明けには職場の上司や同僚に対して「お陰様で、ゆっくりとお葬式ができました」と感謝の気持ちを伝えることがマナーです。

スタッフ
スタッフ

ご希望や都合に合わせて、お葬式の日程調整も可能です。

就業規則の確認しましょう

会社員の方は、まず「忌引き休暇の制度があるのか?日数は何日なのか?」を確認しましょう。詳細は人事労務・総務担当者にお問い合わせください。雇用形態によっても取得条件が異なります。特に契約社員やアルバイトの方は、細かく確認しておく必要があります。

申請はできるだけ早く、口頭で伝えることがおすすめです

緊急性が高いため、可能な限り早急に連絡をしましょう(深夜・早朝の時間帯を除く)。勤務先への連絡は必ず口頭で伝えましょう。その後、データとして残すためにメールで下記項目を贈ると良いと思います。

連絡項目
  • 故人と自分との関係(続柄)
  • お通夜・告別式の日時(参列をご案内する場合は葬儀式場の所在地も)
  • いつから忌引き休暇を取得したいか
  • 連絡先(携帯番号など)

「故人との関係」は具体的に説明しましょう。例えば、「母」だけでは「自分の母または義理の母」なのかが判断できませんし、どちらかによって忌引き休暇の日数も異なります。

一般的な忌引き休暇の日数

忌引き休暇の日数は、ご自身と故人との関係(何親等にあたるか)や勤務先・組織の規則によって異なります。

一般的に「死亡日」または「死亡日の翌日」から数えるとされていますが、状況も様々だと思いますし、火葬場予約の混雑で葬儀日程が遅くなる可能性もありますので、正確な日数や取得開始日については就業規則や勤務先にご確認ください。

また、喪主を務める場合や遠方での葬儀の場合、事情を説明すれば少し長く忌引き休暇を取得できるかも知れません。

忌引き休暇の日数
  • 配偶者(夫または妻):10日
  • 父母:7日
  • 子:5日
  • 祖父母:3日
  • 兄弟姉妹:3日
  • おじおば:1日
  • 孫:1日
  • 配偶者の父母:3日
  • 配偶者の祖父母:1日
  • 配偶者の兄弟姉妹:1日

忌引き休暇に必要な提出書類(会葬礼状など)

忌引き休暇明けに、勤務先の規則として下記の書類提出の求められることがあります。

  • 会葬礼状(参列者にお渡しする返礼品に付ける御礼状)
  • 死亡診断書のコピー

一般的に求められるのは「会葬礼状」ですが、最近はご家族様だけのお葬式(家族葬)が多いため、会葬礼状を作成しない場合が非常に多いです。その場合は、会葬礼状に代わるものとして当社から「葬儀施行証明書」を発行いたします。

スタッフ
スタッフ

当社発行の「葬儀施行証明書」が必要な場合は、スタッフまでお申し付けください。

一般的に「2親等」までのお葬式に適用

忌引き休暇の適用は「2親等まで」と定められている場合が多いようです。故人が自分を基準に何親等に当たるかを考えましょう。

  • 1親等:父母・子(と配偶者)・配偶者の父母
  • 2親等:祖父母・兄弟姉妹(と配偶者)・孫(と配偶者)・配偶者の祖父母・配偶者の兄弟姉妹
  • 3親等:曽祖父・甥姪・ひ孫・配偶者の曽祖父・配偶者の甥姪など

1親等はご自身(または配偶者)を基準として「親と子(配偶者の親と子)」です。

2親等は「1親等の親と子」、3親等は「2親等の親と子」と1つ1つ順番に考えれば分かりやすいと思います。

ご自身の兄弟姉妹を「親の子」と考えるのは少し違和感があるかもしれませんが、まずご自身から見て1親等が「親と子」からスタートします。2親等は「1親等の親と子」… 階段を上がったり下がったりする感じで1つ1つ進めていけば大丈夫です。

例えば、「祖父母は、親の親」「兄弟姉妹は、親の子」「孫は、子の子」なので2親等です。
さらに、「曽祖父は、親の親の親」「甥姪は、親の子の子」「ひ孫は、子の子の子」なので3親等です。

スタッフ
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インターネット上で調べることも可能です。

忌引き休暇の制度がない場合もあります

忌引き休暇を認める勤務先が多いですが、あくまで忌引き休暇は福利厚生の1つです。法律上、必ず設定すべき制度ではないため、勤務先によっては忌引き制度がない場合もあります。勤務先に忌引き制度がない場合は、有給休暇を利用する必要があります。

どうしても都合が悪い場合は、葬儀日程を調整します

会社員・自営業の方など、どうしても予定変更が難しい商談・工事等がある場合は、葬儀日程の調整もある程度可能です。

実際に、喪主様のお仕事の都合で葬儀日程を1~2日延ばす事はあります。お困りの場合は、ご遠慮なくスタッフにご相談ください。

忌引き休暇明け(仕事復帰)の挨拶など

忌引き明けに勤務先に復帰する際は、上司や同僚に

  • 急な事に快く対応してくれたこと。
  • お陰様できちんとお葬式を終えることができたこと。

に対する感謝の気持ちを伝えましょう。

忌引き休暇明けの挨拶

この度は、お休みを頂きありがとうございました。お陰様でゆっくりとお別れの時間を取ることができ、葬儀も滞りなく済ませることができました。本当にありがとうございました。

急に仕事を休むことになり、皆さんに大変ご迷惑をおかけしたと思います。今日からご迷惑をおかけした分、精一杯がんばりますので、よろしくお願い致します。

菓子折りを用意

「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」という意味も込めて、菓子折りなどを職場に持って行きましょう。

クッキーやラスク等のように、日持ちがよく仕事の合間に食べられる個別包装された品物が良いと思います。熨斗(のし)は必要なく、包装紙で包むだけで問題ありません。

ただ、今後に忌引き休暇を取る人の事も考慮して、あまり高価な品物は避けましょう。

スタッフ
スタッフ

復帰する際、職場への対応に迷った場合は職場の人(年長者)に相談しましょう。

御香典をいただいた場合は、香典返しの準備

もし、個人的に上司や同僚から御香典をいただいた場合は、49日法要後に香典返し(カタログギフトが主流)を渡しましょう。金額の目安は、頂いた御香典の【1/3~半額】です。

MEMO

勤務先(会社など)からの御香典・供花に対しては、基本的に香典返しは必要ないとされています。

お子さんの学校への忌引き連絡

一般企業と同様に、忌引きの規定は学校によって異なります。小・中・高校生の場合、学校への連絡は原則として保護者が行います。

大学生の場合、学部窓口に問い合わせて必要な書類を確認しましょう。また、講義やゼミの担当教授には口頭もしくはメールでの連絡でもよいと思います。

学生の場合は、成績や出席日数などに影響がありますので、忌引き(公欠扱い)をきちんと取ることも大切です。

お葬式のご依頼・ご相談

新家葬祭(しんけそうさい)
〒599-8232 大阪府堺市中区新家町541-12
TEL. 072-234-2972