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御香典(辞退する?しない?)について

御香典(辞退する?しない?)について

ポイント

最近のお葬式では「一般参列者からの御香典をご辞退」が非常に多いです。ただし、ご親族からの御香典は多くの方が受け取られています。

また、地域によっては自治会(町会)からの御香典があるかもしれません。一方的に拒むのではなく、地域の慣習などを考慮してご判断ください。

  • 最近のお葬式では「一般参列者からの御香典をご辞退」が多いです
  • 御香典をいただいた場合は「香典返し(カタログギフトが主流)」を準備しましょう
  • 香典返しの金額は頂いた御香典の「半額」が目安
  • 地域ごとの慣習も考慮することも大切です

香典とは「香=お線香」・「典(奠)=霊前に供える金品」です。つまり、【お線香の代わりに霊前に供える金品】のことです。昔、御香典はご近所同士で食べ物を持ち寄ることを意味しましたが、明治時代以降に金銭でのお香典が一般的になりました。

本来、御香典にはお互いにお葬式費用を出し合う「相互扶助の目的」もありますが、年々「ご辞退」の傾向が強まっています主な理由は、「時間を割いて参列いただいているのに、さらに(お金の)負担をかけたくない」というご遺族様の気持ちが大きいと思います。

最近では家族葬が主流です。ご家族・親族のみで行うお葬式が基本ですので、御香典をあまり意識されていない方も多いです。

スタッフ
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今後さらに「御香典は辞退」が一般的になると思います。

最近のお葬式では「一般参列者(友人・知人など)からの御香典をご辞退する」が一般的

最近のお葬式では「御香典ご辞退」が一般的です。当社がお手伝させていただいたお葬式(大阪府内)の場合でも、ほとんどの方がご辞退されています。ご辞退を希望の場合は、葬儀式場内の受付に「御香典ご辞退の看板」を設置いたします。

ご家族・親族からの御香典は受取る方が多い

このページでご説明している「御香典ご辞退」は、あくまで【一般参列者(友人・知人・会社関係など)からの御香典をご辞退する】です。ご家族・親族からの御香典は、多くの方が受け取られています。

御香典の振り分け

御香典を頂くことのメリットは「葬儀費用に充てることができる」という点です。 御香典の約半額は「香典返し」として頂いた方へお葬式後に品物を贈ります。

デメリットとしては、「香典返しの手続きが大変」・「頂いた相手側に不幸があれば、今度はこちらが御香典を持って行かなければ…」という心的負担があげられます。

実際、御香典ご辞退の主な理由は、「参列者に負担をかけたくない」というご遺族様の気持ちが大きいと思います。

スタッフ
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一方的に辞退するのではなく、お住まいの地域性や慣習なども考慮しましょう。

「御香典ご辞退」 をご希望の場合は、訃報連絡時に合わせて伝えましょう

御香典をご辞退される場合には、訃報連絡(葬儀日時・場所などの案内)と合わせて伝えましょう。

FAXやメール連絡の場合も、以下の一文を付け加えることがおすすめです。

参考文

故人の遺志により、誠に勝手ながら御香典・御供花の儀は固くご辞退申し上げます

もし、葬儀式場内などで御香典を直接渡しに来られた場合は「故人の遺志により御香典はご辞退しております。お気持ちだけ有難く頂戴いたします」とお伝えすれば、相手もご理解していただけると思います。

MEMO

ご親戚の方が「香典受取りが一般的である地域」にお住まいの場合、香典辞退に対して違和感を抱く方もいらっしゃいます。故人の遺志や地域の特性を踏まえてご説明ください。

地域(自治会・町内会など)の慣習・決まり事も大切です

地域により特色があります

お葬式には地域ごとに慣習があり、大阪府内でも御香典を受け取る地域はあります。特に、自治会(町会)が参加するお葬式では、御香典の代わりに「供花」や「紙樒」を受け取るなど、いろいろと決まり事もあります。地域特有の慣習(決まり事)は無理に拒まないことも大切です。

御香典を頂いた場合は、お葬式後に「香典返し」を準備しましょう

香典返し

もし御香典を頂いた場合、お葬式後に「香典返し(御香典の御礼の品物を相手に贈る)」の準備を進めます。香典返しの品物が、四十九日法要の当日(または2~3日後)に先方へ届くように手配します。

※四十九日法要(しじゅうくにちほうよう)

本来、死亡日から数えて49日目に行う法要ですが、実際には35日前後の土日祝日に行うことが多いです。

贈る品物の金額は、頂いた御香典の「半額」程度

香典返しの品物の金額は「半返し(はんがえし)」といい、頂いた御香典の「3分の1~半額程度」の品物を選びます。最近では相手側が好きな品物を選べる「カタログギフト」のご利用が主流です。

MEMO

自治会・町会などからの御香典に関しては、基本的に香典返しは必要ないと思いますが、地域の慣習もありますのでご近所の方などへご相談ください。

四十九日法要の1週間前を手続き完了の目安にしましょう

四十九日法要は実際には49日目ぴったりに行わず、ご親戚が集まりやすい49日目「前」の土日祝日(死亡日から数えて35日目前後)に行うことが多いです。想像より早く訪れるため、できるかぎり早い準備がおすすめです。四十九日法要の1週間前を手続き完了の目安に進めましょう。

よくあるご質問

御香典を辞退される方は多いですか?
当社データでは、ほとんど(ほぼ100%)の方がご辞退されています。ただし、ご親族様からの御香典は除きます。
親族からの御香典は受け取る?
お付き合いの度合い等にもよりますが、一般的にご家族・親族からの御香典は受け取られている方が多いです。
自治会などからの御香典はお断りしても大丈夫ですか?
お葬式の慣習には地域差があります。地域ごとの慣習(決まり事)は、無理に拒まない方が良いかもしれません。詳しくは、ご近所の方や自治会役員さんにご相談ください。
自治会に訃報連絡する人は多い?
自治会への連絡はご家族様の判断次第です。事後報告されている方も多いと思います。

お葬式のご依頼・ご相談

新家葬祭(しんけそうさい)
〒599-8232 大阪府堺市中区新家町541-12
TEL. 072-234-2972