「祥月命日(しょうつきめいにち)」は、あまり馴染みのない言葉ですが、世間一般的に言われる「命日」のことです。お亡くなりになった月日と「月も日も同じ」です。
また、祥月命日とは別に「月命日(つきめいにち)」があります。月命日は、お亡くなりになった月日と「日が同じ」です。
- 祥月命日=お亡くなりになった月日と「月も日も同じ」なので、年に1回
- 月命日=お亡くなりになった月日と「日が同じ」なので、年に11回
2つの違いについて普段あまり気にされる必要はありませんが、豆知識程度に覚えておいても良いかも知れませんね。
今回は祥月命日と月命日について簡単にご説明します。
祥月命日は「年1回」、月命日は「年11回」
祥月命日は、お亡くなりになった月日と「月も日も同じ」なので、年に1回です。お誕生日と同じと考えるとわかりやすいと思います。一般的に言われる命日とは祥月命日のことです。
月命日は、お亡くなりになった月日と「日が同じ」なので、年に11回です。
- 祥月命日:毎年7月7日
- 月命日:7月を除いた毎月7日
命日には何をするの?
祥月命日や月命日といっても、何か特別な事を行う必要はありません。普段通りに遺影写真に手を合わせる、故人様の好物(普段より少し良い物)やお花を供えるだけで十分だと思います。もしお墓が近くにある場合は、年に一度の祥月命日にお墓参りも良いと思います。
日々の生活の中で、「お供え物をしたり・お線香をあげたり」など何らかの供養をしている方も多いですし、「毎年お盆・お彼岸などにお墓参り行く」など、故人様を偲ぶかたちは人それぞれです。
ご家庭やご自身の事情もあると思いますので、命日だからといって無理をする必要はありません。
祥月命日と年忌法要(一周忌・三回忌・七回忌など)について
お葬式終了【後】の法要に、節目の年に行われる法要として「年忌法要(ねんきほうよう)」があります。
年忌法要とは一周忌・三回忌・七回忌…のことです。ご親族が集まり、僧侶を招いての法要や会食を行います。
年忌法要を行う場合は、その年の祥月命日(実際には祥月命日【前】の土日祝日)に行います。必ず祥月命日を過ぎてはいけないとされています。
年忌法要を行うか?はご家族様の自由です。
年忌法要を行う年、数え方について
年忌法要は「1・3・7・13・17・24・27・33回忌」とあります。基本的に「3または7(仏教で大切とされる数字)」が含まれる年に行います。
多くの方が「一周忌・三回忌」までは行いますが、「どの法要まで行うか?」はご家族様の判断次第です。
一般的には、三十三回忌を「弔い上げ(最終の年忌)」として最後の年忌法要と言われますが、そこまで行う方は非常に少ないと思います。
- 一周忌:お葬式を行った【翌年】に行う
- ◯回忌:お葬式を行った【◯-1】年後に行う
- 一周忌:2024年+【翌年】=2025年
- 三回忌:2024年+【3-1】=2026年
- 七回忌:2024年+【7-1】=2030年
- 三十三回忌:2024年+【33-1】=2056年
「一周忌」の翌年が「三回忌」です。2年連続になりますのでご注意ください。
まとめ
祥月命日は年一度の特別な日ですが、無理に供養(お墓参りや仏壇掃除など)する必要はないと思います。普段通りに、遺影写真に手を合わせる、お線香をあげる、故人様が好きだった食べ物をお供えする、それで十分だと思います。
ご自身の状況に合わせて無理なく供養をしましょう。故人様のことを思い出して感謝するだけでも良いと思います。
思い出してくれる、その人の記憶の中に残っている事が故人様にとって一番嬉しいことかもしれません。
もし、お仏壇や遺影写真がご自宅にある場合は、ちょっとした供物やお花を供えてみてはいかがでしょうか。
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