先日、ご依頼いただいた家族葬。お亡くなりになったのは奥様で、年齢も非常に若くで旅立たれました。
喪主様(ご主人)との打合せで、「長男が東京で暮らしているので、到着がお通夜ギリギリになる」とのことでした。
ある夢に向かって
喪主様の話では、長男様は東京で【ある夢】を実現するために日々頑張っています。その夢は、一般的に非常に成功することが難しい分野(職業)です。
必ずしも努力だけでは報われませんし、生活が長期間安定する保障もありません。成功する人も、ほんの一握りです。
確率で言えば、司法試験などの難関試験に合格する以上に狭き門です。努力以上に最も必要なのは、運と才能かもしれません。
しかし、亡くなったお母様は「がんばりや!!」といつでも心から応援していました。やっぱり、自分の子は特別な存在ですね。息子さんからすれば、最高の味方であり、最高のファンだったはずです。
我が子を信じる
よく「女性は堅実で現実的」と言われますが、実際には成功が難しい夢を応援するのは、父親より母親の方が多いような気がします。
反対に男性(父親)の方が、安定を追及し、不確実な夢に反対する方が多いような気がします。
※あくまで個人的な意見です。男性の方々、気を悪くしないでくださいね。
- 「現実はそんなに甘くない、衣食住が安定してこそだ!」
- 「夢だけ追いかけても、家族が養えるか!」
という意見も十分理解できます。
成功した人の陰には、一度も脚光を浴びない人がいることも事実です。賛成・反対、いずれも親御さんの考えや経験に基づいて、我が子に幸せな人生を歩んで欲しいからこそです。
ただ、困難ではあると分かっていても、自分の子が好きな事・夢を叶えて幸せになれるなら、出来る限り応援したい。苦労しても頑張れば、 “きっと成功する” と信じている部分も大きいと思います。
もし、自分の子が一握りの人しか脚光を浴びない職業を目指すとしたら、応援しますか?反対しますか?
最期のメッセージ
笑顔が素敵で、とても礼儀正しく、優しい息子さん。成功した姿をお母様に見せられなかったことが、とても心残りだったようです。
いつも応援してくれて、励ましてくれた。
最高の味方であり、最高のファンだった母との別れ…
非常に辛かったと思います。
最期のお別れの際、「俺、がんばるから!がんばるからな!」とお母様へ言葉をかけました。
きっと近い将来、雑誌やテレビでお顔が拝見できると信じています。非常に大変だとは思いますが、負けずに頑張ってください。
スタッフ一同、応援しています。
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新家葬祭
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