お家の「菩提寺・宗派」をご存知ですか？

お葬式の打合せ時に、よくあるやり取り

実際、菩提寺（お付き合いのある寺院）の名前や場所は知っていても、宗派までは把握していない方も多いと思います。

宗派とは「浄土真宗・天台宗・浄土宗・真言宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗・融通念仏宗…」などのことです。

昔に比べて最近は、お坊さんの月参り（1ヶ月に一度ご自宅に来て読経）をお願いしているご家庭も少なくなり、必然的にお坊さんとの接点が少なくなっているのかもしれません。

お葬式で同じ寺院にお勤めを依頼していても、お葬式は10～20年に1度ほどです。先祖代々に渡って特定の寺院の檀家であっても、ご親族の中にはお葬式の時に初めて住職（僧侶）とお会いする方もいます。

お葬式の打ち合わせ時点で必ず把握しておく必要はありませんが、一度調べてみてはいかがでしょうか。

お家の菩提寺や宗派を調べておきましょう

葬儀日程の調整や準備を進めるには、ご遺族様の都合を考慮することは当然ですが、菩提寺（お付き合いのある寺院）への連絡も必要です。

菩提寺の情報を把握していない場合は、親御さんや親戚に聞いておくことがおすすめです。

特に若い世代の方は、お家の菩提寺や宗派をご存じでない方も多いです。

• 親御さんだけ住職と知り合い
• 大学進学で地元を出てから帰っていない
• 両親から詳しく教えてもらっていない
• お寺の中にお墓はあるけど、宗派は知らない

など、菩提寺について詳しく知る機会がなかった方もいらっしゃると思います。

最近は公式ホームページを運営する寺院も増えていますので、宗派や電話番号を確認しておきましょう。ホームページがない場合は、タウンページで調べるのもおすすめです。「宗派別」に掲載されています。

お仏壇の「掛け軸」でも宗派はわかります

ご自宅にお仏壇がある場合、掛軸の文字で宗派がある程度分かります。

• 南無阿弥陀仏 ⇒ 浄土宗・浄土真宗・天台宗・融通念仏宗
• 南無大師遍照金剛 ⇒ 真言宗
• 南無釈迦牟尼仏 ⇒ 禅宗（曹洞宗・臨済宗・黄檗宗）
• 南無妙法蓮華経 ⇒ 日蓮宗

菩提寺と檀家の関係は無視できません

お墓がある寺院、長年お付き合いのある寺院を「菩提寺（ぼだいじ）」と言います。

菩提寺と檀家の関係である以上、その寺院にお葬式でのお勤め（読経）をお願いして戒名（または法名）を頂くことが一般的です。

もし、菩提寺があるのにも関わらず、他の僧侶にお勤めをお願いしたり、無宗教でお葬式を行った場合、お墓への納骨を断られるなどトラブルの原因になる可能性もありますので注意が必要です。

１日葬（告別式のみ）や直葬（火葬のみ）を希望する場合は「菩提寺の了承」が必要？

どのようなお葬式を行うか？は基本的にご家族様の自由です。ただし、ごく稀に菩提寺から１日葬や直葬を反対される場合があります。

あまり心配される必要はないと思いますが、お勤めを依頼される際に菩提寺へご相談ください。

また、御布施（僧侶への御礼）の金額は各寺院によって異なります。１日葬や直葬などで宗教儀式を一部省略するからといって、通常より安くなるとは限りません。

菩提寺が遠方にある場合でも連絡は必要です

菩提寺が遠方（大阪府外）にある場合は、僧侶が葬儀式場まで来ることが難しい場合もあります。ただし、その場合でも菩提寺には必ず連絡することがおすすめです。

関西圏内であれば来場される可能性も高いですし、大阪府内の同じ宗派の寺院を紹介していただける場合もあります。

「葬儀社に寺院を紹介してもらってください」になる場合が多い

実際には、遠方の菩提寺に電話をすると

となる場合が多いです。

この場合は、当社の『僧侶ご紹介サービス（御布施定額・主要な宗派に対応）』をご利用ください。家族葬・１日葬・直葬などお葬式内容に合わせてご紹介いたします。

まとめ

ご家族様であっても、お家の菩提寺・宗派を把握していないことは多いです。最近は公式ホームページを持つ寺院も多いので、宗派・電話番号などを事前に調べておきましょう。

また、菩提寺と檀家の関係であれば、菩提寺を無視することは避けましょう。お葬式後に何らかのトラブルになる可能性もあります。

どのようなお葬式を行うか？は基本的にご家族様の自由ですが、１日葬（告別式のみ）や直葬（火葬のみ）をご希望の場合は、菩提寺に一度相談されることがおすすめです。

ご希望の方には、当社から「お坊さん（僧侶）ご紹介」も可能です。何かお悩み事がある場合は、お気軽にスタッフにご相談ください。

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